5Sの大切さ
新入社員研修で教わった人も多いのではないでしょうか。
「5S」
これは
・整理
・整頓
・清掃
・清潔
・躾
のことです(今でもそうなのかわかりませんが)
昔は上の3つをとって3Sだったらしいです。
少し話は戻りますが、
前のブログで
「生活で出るゴミは捨てていたので、足の踏み場のない汚部屋にはならなかった」
と書きました。
なぜ汚部屋にならなかったのか。
それは母から教わった片付けを実践していたからです。
私の母は綺麗好きで、時間があれば家の掃除をしてましたし、丁寧にワックス掛けもしてました。
洗濯物もきっちり綺麗に畳み、タンスの中は綺麗に服が並べてありました。
母は
整頓→物を元の位置に戻す
清掃→綺麗に掃除する
は完璧でした。
しかし、
整理→いる、いらないに別け、いらない物を捨てる
はあまり出来ていなかったのです。
紙袋は綺麗に取って置き、包装紙でさえ綺麗に剥がし畳んでおきます。
昔の型の古い服でも、流行は回るからと捨てません。
日本の昔ながらの風習
「もったいない」
が意味を履き違えて浸透した結果だと思います。
整理ができていないので、母は掃除に時間がものすごくかかります。
物が多いので、物をどかしながら掃除をする為、時間がかかるのは当然です。
なので昔私が部屋の掃除を短時間で終わらせた時は、
雑だ!
もっとしっかり綺麗にしなさい!
と叱られました。
もちろん私がガサツなのもありますが、
母にとって、
時間をかけること=丁寧にしっかりやっている
という方程式が成り立っていたのです。
母に限らず、こういう考え方の人は社会に多々いると思います。
そして整理と整頓、意味は違うのにいつの間にか
「整理整頓」
1つの言葉として使うようになっています。
親や先生は当たり前のように
「整理整頓しなさい!」
と子供を叱ります。
しかし、整頓、整頓の意味を正しく理解して子供を叱っている大人は何人いたのでしょうか。
そしてそれは子供に引き継がれます。
私もその1人です。
整頓、清掃は出来、整理が出来ない人間として育ってきました。
もちろん親を責めるつもりなんてありません。
しかし、自分が親になった以上正しい片付けを子供に教えてあげられる大人になりたいです。
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